ポケモン紹介
高火力で知られるカイオーガ。その強さの秘訣は、特性「あめふらし」による雨の恩恵、C150という圧倒的な特攻種族値、そしてタイプ一致の全体水技です。これらの要素が組み合わさることで、多くのポケモンが一撃で倒されてしまいます。
しかし、カイオーガの素早さは絶妙な数値であり、環境によっては上から攻撃するのが難しい場面もあります。そこで今回は、トリックルーム(トリル)を活用し、エース(トリルエース)として運用するカイオーガの型を紹介していきます。
図鑑・種族値
カイオーガ──伝説にふさわしい圧倒的な火力
ルビー・サファイアの伝説のポケモン、カイオーガ。ポケモンカードではアクア団のカイオーガが登場し、当時楽しんでいた人も多いのではないでしょうか。そんなカイオーガは、どの世代でも安定して強力なポケモンとして知られています。
多くの高速伝説が存在する環境の中でも、カイオーガは素早さ調整を施しながら戦うプレイヤーが多い印象です。

圧倒的な火力と優秀な特性
カイオーガの特攻種族値はC150と、さすが禁止伝説クラスの高さ。さらに、特性「あめふらし」によって水技の威力が大幅に強化され、相手に大ダメージを与えることが可能です。
耐久面に関しては、他の種族値は一般ポケモン並みのため「高耐久」とは言えませんが、特殊耐久はそれなりに優秀です。しかし、S90という微妙な素早さが課題となることが多く、これをどう補うかがカイオーガを活躍させるカギとなります。
シンプルながら優秀な単水タイプ
カイオーガは「みず」単タイプであり、弱点は「くさ」「でんき」のみ。この耐性のシンプルさが強みでもあり、弱点を突かれない立ち回りを意識することで、より安定した活躍が可能になります。

配分
特性:あめふらし
あめふらし:戦闘に出ると5ターンの間、天気が『あめ』になる
カイオーガの特性「あめふらし」により、天候が雨状態になると水タイプの技の威力が1.5倍になります。カイオーガ自身が水タイプであるため、この恩恵を最大限に活かせるのが強みです。
努力値・性格:HCブッパ
HC252のれいせい(特攻↑ 素早さ↓)です。
今回はトリックルーム(トリル)下でエースとして運用する型のため、素早さを意図的に落としているのが特徴です。具体的には、Sの個体値を16(S抜け個体が理想)にすることで、トリル状態で上から行動しやすくしています。
技構成

- しおふき
- こんげんのはどう
- れいとうビーム
- 10まんボルト
基本的には「しおふき」または「こんげんのはどう」で攻めますが、ワイドガードで全体技を防がれるリスクがあるため、単体攻撃技も必要になります。
持ち物:メガネで火力UP
今回採用するのはこだわりメガネ型のカイオーガ。
ただし、こだわりメガネの仕様上一度技を選ぶと変更できないため、初動の技選択が非常に重要になります。相手の動きをしっかり読んで最適な技を選ぶことが求められます。
天候「あめ」+特攻150+こだわりメガネの組み合わせにより、半減タイプの相手ですら受けきれないほどの圧倒的な火力を発揮します。
テラスタイプ:くさ
カイオーガの弱点である**「くさ」「でんき」の攻撃を半減で受けられるうえ、テラスタル後に弱点となる「ほのお」**も雨の効果でダメージを軽減できます。そのため、草テラスタルが特におすすめです。

使ってみました
強いところ:とにかく高火力
トリルエースで解決!遅さを逆に活かす戦い方
カイオーガは他の伝説ポケモンと比べて素早さが低いため、通常の環境では自由に動ける場面が限られます。しかし、トリックルーム(トリル)下ではむしろ先手を取れるため、上から**「しおふき」や「こんげんのはどう」**を撃つことで圧倒的な制圧力を発揮できます。
特に**HP満タンの「しおふき」**は驚異的な火力を誇り、H振りととつげきチョッキを持ったゴリランダーですら確定2発。このレベルの火力になると、相手が受け出しするのはほぼ不可能です。
「くさ」テラスタルの強み
「くさ」テラスのメリットは多く、特にトリル環境下で重要な場面が増えます。
- モロバレルに対して強く出られる(キノコのほうしを無効化)
- ゴリランダーの「グラススライダー」にある程度対応できる
- 元の「みず」タイプの弱点である「でんき」や「くさ」を半減にできる
このように、攻守ともにバランスが取れた「くさ」テラスは、トリルエース型カイオーガと非常に相性が良い選択肢となります。
弱いところ
白バドレックス(バドレックス[白馬])
同じくトリルエースとして採用されることが多い白バドレックスは、カイオーガにとって厄介な相手です。
- 氷技は半減できるものの、カイオーガの物理耐久は低めのため、「ブリザードランス」などで押し切られやすい
- 「白のいななき」による攻撃上昇を許すと、さらに厳しくなる
そのため、白のいななきを発動される前に戦いを決めるか、周囲のポケモンでしっかりサポートすることが重要です。たとえば、威嚇持ちのポケモンを採用したり、交代戦をうまく活用して戦況を整えるといった工夫が求められます。
天候を変えるポケモン(グラードン・コライドン)
カイオーガは特性「あめふらし」により圧倒的な火力を出せますが、グラードンやコライドンなどの天候を「はれ」にするポケモンには注意が必要です。
- 晴れ状態では水技の威力が半減し、火力が大きく落ちる
- グラードンの「だんがいのつるぎ」やコライドンの「インファイト」など、強力な物理技で攻められる
対策としては、「れいとうビーム」を採用しているため、グラードンには有効打を持てるのが強みです。ただし、コライドンには氷技が等倍なので、別の方法で対策する必要があります。
- 白バドレックスには、いななき発動前に倒すか、サポートを活用
- グラードン・コライドンの天候対策を考える(「れいとうビーム」でグラードンを牽制可能)
- 周囲のポケモンで補助しながらカイオーガを最大限に活かす立ち回りを意識する

まとめ
高火力の押し付けはやっぱり強い!
「あめ」+「こだわりメガネ」+特攻150 という組み合わせによる 全体水技の火力は圧倒的 です。
- 半減でも受け切れるポケモンは少ない
- 伝説ポケモン相手にも強く立ち回れる
実際に使ってみましたが、想像以上に強力で、とてもいい使用感でした!やはり 高火力で押し切る戦い方は正義 ですね。僕も使用しましたがとてもいい使用感でした。
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